長い開発期間とベータを経て、8月3日に満を持して正式リリースを迎えたCS版VALORANT。
アンレートやスイフトプレイで気軽に楽しんだり、コンペティティブで白熱した対戦を繰り広げているユーザーも多いかと思います。
PS5やXBOXなどのCS機向けに、操作の最適化やエイムアシストの採用など、PC版とは違ったアレンジがされているCS版VALORANですが、一方でプレイしている際に
「なかなかエイムが安定しない」
「設定項目が多くてどうすればいいのかわからない」
といった悩みを持つ人も多いのではないでしょうか?
今回の記事では、CS版VALORANTで感度や設定に悩んでいる人に向けて、CODやBFなどのFPSをPS3時代から10年以上プレイしている僕が、おすすめの感度や設定などを紹介します。
撃ち合いの勝率が安定しない人や、設定で悩みが多い人は、ぜひ本記事を参考にしてください。
VALORANTのCS版で強い感度は?
FPSではAPEXにおける4-3リニアや、CODの6-6ダイナミックのように、多くのプロプレイヤーが愛用する感度設定がありますが、CS版VALORANTでは感度の設定が詳細にでき、プレイヤーによって設定が全く異なるため、どんな感度にするべきかわからず、感度沼に入るプレイヤーも多いです。
ということで、ここからは感度沼に苦しむ人に向けて、CS版VALORANTのおすすめ感度設定を紹介していきます。
エイムのやり方で決めるのがおすすめ!
感度を決める際には、エイムのやり方に合わせた感度にしましょう。
CS版VALORANTでは、コントローラーでも快適なエイムを行うためのオリジナル要素として、フォーカスモードという機能が実装されており、フォーカスモード中は通常時の感度にかかる加速をオフにできるため、遠距離にいる敵でもヘッドショットが狙いやすくなります。
一見便利なフォーカスモードですが、人によっては使うと逆に狙いにくく感じるためか、フォーカスモードを使わないプレイヤーもおり、エイムのやり方によっても感度設定が変わる印象です。
そのため、CS版VALORANTで感度を決める際は、エイムのやり方を決めたうえで、紹介する感度を参考に微調整するのがおすすめです。
通常撃ちを使う場合の感度
フォーカスモードを多用せず、通常撃ちも使っていく場合におすすめの感度設定です。
CS版VALORANTでは、通常撃ちの感度に加速が掛かるので、画像のような低感度でも振り向き撃ちは可能です。
また、縦と横の感度を同じ数字に統一していますが、縦の感度が横感度よりも若干低いので、横より縦の感度は低いほうが好みのプレイヤーでも違和感なく操作できます。
反応曲線は、通常撃ちを強にして他は弱に統一しています。
通常撃ちの反応曲線を強にすることで、スティックによる視点の動きを少し硬めにでき、距離を問わずに安定したエイムができます。
その他の曲線は弱ですが、APEXのリニアほどではないものの、滑らかな視点移動ができるため、万が一フォーカスやADSを使う場面でもきれいなエイムができる曲線です。
フォーカスモードを活用する場合の感度
フォーカスモードを積極的に使いながら撃ち合いをする場合は、通常撃ちの感度を高感度にしましょう。
通常撃ちを高感度にすると振り向き撃ちが最速になり、弾を当てられて動きが遅くなるタイミングで反撃できる可能性が高くなります。
コツとしては、通常撃ちから敵にエイムを合わせた瞬間にフォーカスモードで撃つと、通常撃ちの高感度でもエイムが飛ばずに安定して撃てます。
慣れが必要で難しい設定ではありますが、高感度を使いたい人にはおすすめです。
反応曲線は通常撃ちにエクストリームを採用し、強よりもスティック操作が硬く感じられる曲線なため、瞬間的なエイミングに向いています。
フォーカスモードにはリニアを採用しており、曲線の影響がなくなので難易度は高いですが、丁寧に使えば最も自然なエイムを実現できる曲線です。
しかし、リニアが扱いにくいと感じた際には、曲線を弱に変えるのもおすすめです。
ADSとスコープにはスムーズを採用していますが、これは画面が拡大することでエイムアシストの恩恵を受けやすくなるため、少しのスティック操作でも素早く視点が動くスムーズがおすすめです。
筆者の感度
筆者はヘッドラインを安定させる目的で、画像の感度を採用しています。
筆者が最初にCS版VALORANTをプレイした際もなかなか撃ち合いが勝てず、撃ち合いで負けたシーンを分析したところ、エイムのヘッドラインが維持できずにキャラの胴体に弾が当たり、相手からヘッドショットされて負けるシーンが多かったのです。
VALORANTではヴァンダルやシェリフのような、ヘッドショット1発で敵を倒せる武器が存在するため、ヘッドショットの重要性がとても高く、なるべくヘッドショット率を上げるために画像の感度に至りました。
反応曲線は通常撃ちを強でフォーカスモードは弱に設定し、ADSとスナイパーにはスムーズを採用している形になります。
通常撃ちを強にすることで視点を安定させつつ、フォーカスモードを弱にして滑らかなエイムになるよう設定し、ADSとスコープをスムーズにすることで、低感度ながら素早く敵にエイムを合わせられるので、遠距離の撃ち合いにも安定したエイムが可能となります。
今回は感度を3種類紹介しましたが、あくまで筆者の考える感度なので、試行錯誤を繰り返してやりやすい感度を探してみたり、紹介した感度を自身でカスタマイズするなどで、自身にあった感度を探してみてください。
エイムが上達しない人におすすめの練習法と意識
CS版VALORANTでおすすめの感度を紹介しましたが、本記事を見ている人の中には
「感度は合ってるはずなのに撃ち合いに勝てない」
「エイムがなかなか上達しない」
という悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?
ここからはそんな人達に向けて、おすすめの練習方法や大事な意識を解説していきます。
VALORANTで大事なエイム
VALORANTで重要となるエイムは、フリックエイムとプリエイムの2種類になります。
APEXやOWなどの体力が多いゲームでは、トラッキングエイム(敵を狙い続けるエイム)の技術が重要ですが、VALORANTは体力が少ないうえにヘッドショット1発で決着がつきます。
そのため、VALORANTでは以下の2つのエイム技術を意識することが重要となります。
- 敵に瞬時にエイムを合わせるフリックエイム
- 敵のいそうな位置にエイムを合わせておくプリエイム
それぞれ解説すると、まずフリックエイムは敵にレティクルを瞬時に合わせるエイムを意味します。
体力が少なく、ヘッドショット1発で撃ち合いの勝敗が決まる作品では非常に重要で、VALORANTをプレイしているプロでモニターとの距離が近い選手が多いのは、敵を視認した瞬間に反応し、完璧なフリックエイムを行うためなのです。
そしてプリエイムは、敵がいると考えられる場所にあらかじめエイムを合わせておくエイム方法のことを指し、マップのことを熟知したうえでプリエイムを行うことで、出会い頭の撃ち合いでも混乱することなく、敵にエイムを合わせられます。
フリックエイムは設定した感度を徹底的に使ったうえで、経験を重ねることで自然と上達しますが、プリエイムは最適化するためにマップを覚える必要もあるので、カスタムでマップを周回しながら練習することをおすすめします。
FPSで重要な目の使い方
FPSをプレイしていて、うまく敵にエイムを合わせられない人は、目の使い方を「レティクルを見る」のではなく「敵を見る」に変えてみましょう。
例えばコンセントを差すときに「差込口を見ながら差す」のと「コンセント自体を見ながら差す」のでは、どちらのほうが差しやすいでしょうか?
前者の「差込口を見ながら」のほうが、コンセントを差しやすいですよね。
そのため、エイムが安定しない人はレティクルに集中するのではなく、視認した敵に目の意識を向ける練習をしてみましょう。
練習で慣れてくると、レティクルを見ていない状態から敵にエイムが合わせられるようになり、フリックエイムの精度が格段に向上するので、目の使い方で心当たりがある人は、ぜひ意識して練習してみてください。
射撃場を使って練習
射撃場は対戦前のウォーミングアップにおすすめです。
主な練習方法としては、前述したフリックエイムと目の意識を覚えることで、アンレートやランク(コンペ)を始める前に、上記を意識した練習を行うと、エイムを安定させやすいので、ぜひ意識しながら練習してみてください。
デスマッチとチームデスマッチ
キャラ練習はチームデスマッチで、実戦的なエイム練習にはデスマッチがおすすめです。
チームデスマッチはチーム戦でスキルが使えるので、キャラの使い方を覚える練習に適しており、一方でデスマッチはスキルが使用できず、エイムや索敵が重要なので、いわゆるフィジカルを鍛えたい場合はデスマッチを回すと良いでしょう。
VALORANTのCS版でおすすめの設定を紹介
VALORANTでは設定で変更できる箇所が多いため、どういった設定がベストかわからず、今も初期設定でやっているという人も多いのではないでしょうか?
ということで、ここからは筆者おすすめの各種設定を画像で紹介しつつ、なぜおすすめの設定なのかも解説していきます。
設定を変更することで、試合でより優位に立ち回れるようになる項目もあるので、設定を一切変えていない人は特に参考にしてみてください。
一般設定
最初に紹介するのは一般設定の項目です。
重要な設定はミニマップサイズと味方の視界表示で、味方の位置やスキルの発動場所といった情報も見落とさないように、最大サイズに上げています。
その他は変更していませんが、敵のハイライトカラーは索敵スキルを使用した時の視認性に影響するので、実戦を行って敵が見にくいと感じた際は変更すると良いでしょう。
操作設定
続いては操作設定です。
筆者はPS3時代からFPSをプレイしている名残もあり、L1R1射撃の「バンパー射撃」を採用し、コントローラーの持ち方はモンハン持ちです。
エイム設定は前述で紹介しているので省略し、移動項目では闘値とデッドゾーンを変更し、歩きと走りを切り替えやすくしています。
万が一のときにハンドガンを使えるように、武器切り替えは「タップでセカンダリ」で、その他は振動をオフにしている以外は変更していません。
射撃時の感度低下は、人によって感度に違和感を感じる可能性があるので、実際に撃ってみて違和感を感じる場合はオフにしましょう。
クロスヘア
次はクロスヘア設定ですが、クロスヘアは人によって好みが分かれるので、プロ選手のクロスヘアを真似したり、使いやすいクロスヘアに自身でカスタマイズするのがおすすめです。
筆者は黒色のドットにクロスヘアをカスタマイズして使用しています。
オーディオ
最後にサウンド設定です。
キャラクターのボイスが時折足音などの情報を消してしまうことがあるので、キャラクターボイスのみ下げています。
また、VALORANTではボイスチャットがコンペで非常に重要なので、ボイスチャット音量は消さないようにしましょう。
まとめ
今回はCS版VALORANTのおすすめ感度やエイムのコツ、設定なども紹介しました!
VALORANTは、いままで家庭用ハードでCODやAPEXなどのFPSを遊んできた人にとっては、同じFPSでもゲーム性が大きく異なるため、最初のうちはエイムを安定させるのが難しいと感じる人も多いです。
そこで、本記事で紹介している感度やエイムの意識をしていただくことで、安定したエイムを会得するきっかけになるかもしれません。
今現時点でキルができずに心が折れかけている人や、設定で沼ってVALORANTを楽しめていない人は、本記事を参考にVALORANTを改めてプレイしてみてはいかがでしょうか?